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ペースト ジェノベーゼ  - 2 -  “ ワールドチャンピオンシップ ” 2

ワールドチャンピオンシップ 1 からの続き

 

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3月17日の「第7回 ワールドチャンピオンシップ」の結果が発表されました !

 

参加者はイタリア人80人(リグーリア州55名)と外国人20人。

最年少参加者は18歳の女学生さん、最高齢は84歳のジェノバ近郊の女性。

外国人の参加者はフランス・スペイン・チェコ・アメリカ・ブラジル・メキシコ・ノルウエー・スコットランド・香港から。72歳のスコットランド人もいらっしゃり、「一番遠方よりよくいらっしゃいました」賞は、28歳の香港人Dylan Loweさんが獲得。

 

予選通過者は、女性5人・男性5人。ジェノバ市民(1名はブラジル人)5人・サルデーニャ島民1人・ミラノ市民2人・レバノン人1人(女性)・トスカーナ州の女性1人・リグーリア州の女性1人。

 

そして、優勝者は〜

 

Emiliano Pescaroloさん 

39歳で 本職 潜水夫さん(?!)

11年ほどジェノバに住んでいるものの出身はミラノ近郊のGarbagnate Milanese。

奥さんからの推薦で参加したとのこと。

優勝者には2500ユーロ(約33万円)の金リング付き木製スリコギ棒が贈呈されました。

 

 

スゴイですよね〜〜〜

美味しいものに労力をいとわないのは、食への情熱と時間的な余裕があるからなのかもしれませんが、 世界中からの老若男女の情熱 オソロシ!!!

 

日本なら、

どうでしょうか。。。

お弁当大会ってのもいいかもしれませんよね。

・・・誰が審査員??? う〜〜〜ん・・・

 

現代版のペースト ジェノベーゼのレシピは19世紀中盤が起源と言われてます。

当時のグルメGiovanni Battista RattoがCuciniera genoveseで現代版のオリジナルと思われるレシピを記してます。13世紀に加熱食材の保存に使ったAggiadda((=Agliata) =ニンニクをすり潰して作ったソース)のバリエーションとして生まれたのではないかと言われています。

 

中世にはいろんなハーブが使われるようになり、料理の香りが豊かになりました。

当時の貴族やお金持ちは遠方から持ち込まれるスパイスを使って香りづけをしてましたが、通常の一般人は風味ないミネストラしか食べられず。バジリコの葉で香りづけをしていたようです。

 

 

中世から1800年代まではアラブ・ペルシャの影響下と海の男たちの体力維持にも、多くのニンニクを入れたとも言われ、その後ジェノバからの移民や船舶従事者のおかげでこのソースが北南米に知れ渡ったとのこと。

 

オリジナルに関するジェノバ人たちが好きな伝統的な説は、

Prà(ジェノバ西約16km)の信者が周辺で野生していた香りのある葉束を摘んで献納したものをSan Basilio教会の修道士が空腹にまかせすり潰したのが始まりとも。

(。。。これがジェノバ人を『ケチ』と言わしめる。とミラネーゼ(7代続く生粋のミラノ人)は笑ってました。)

 

ジェノバで伝統的なこのソースのパスタをオーダーし、

目の前に出てきた料理に 目がまん丸、

「コレって、自分がオーダーしたもの?」(良くあること)

と再確認してしたところ、

「当たり前だ! コレが本当の伝統的な料理だ!!!」

と一撃をくらいました。

 

ご存知でした? 

パスタにゴロッとしたものとスーッと長いものが一緒に乗っていらっしゃいます。

 

次の機会に

 

- 3 - に続く (予定)

 

 

 

 

参考資料

notizia di Genova Pesto world Championship

Gente di italia

Scatti di gusto

Il pesto storie e curiosita