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みんなのおかげで !!! 。。。食文化を専門に30数年をイタリア在住したEnogastronomoが書いてます。お役に立てれば。

イタリア 食材のルーツと歴史  - 1 - オリーブ(1)

我々が知っているイタリア料理や食材は、

 

一体いつ頃にはあった?

どこから来た? 

どんな影響を及ぼした?

そんな素朴な疑問から色々と調べてみることに。

 

古代〜中世〜ルネッサンスバロック〜近代〜現代

各時代の歴史家・研究家の本・資料・レシピを読むといろんなことがわかってきて面白いですよ。

 

もしよろしかったらお付き合いください。

 

まずは、ほぼどんな料理にも欠かせない オリーブ。

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古代ギリシャ人(やフェニキア人たち)のお陰と言われてます。

紀元前8世紀から紀元前7世紀人口増加・飢饉・貿易拡大・政治的追放なのでギリシャ人たちが地中海西方へ進出、近かったシチリア島から南イタリア各地に移住、紀元前8世紀から紀元前276年までSicilia grecaと植民地化、古代ローマ人たちは移入ギリシャ人の多い地域をマーニャ グレーチャ(Magna grecia マグナ グラエキア)と呼びました。古代ギリシャ人たちは多神教・都市(ポリス)生活・文字を持ち込み、オリーブ(古代ギリシャ語Elaia)の栽培方法を教えてくれたのです。そして

 

現代食前酒・カクテルと共に出てくる塩漬けやビネガー漬けのオリーブの実(種無し・種有り)やブルスケッタのトッピングのオリーブパテも。

 

Catone(紀元前234-紀元前149年政治家で執政官監察官を務めた大カト) が古ラテン語で記したDe agricultura(農業論) 119章やColumella(紀元4-70年の農業作家)が紀元34年に古代ローマ時代の農業について記したDe re rusticaの第12巻(14)章に、シチリアの塩味のあるEpityrum album(オリーブペースト) の作り方が記されてます。

 

「完熟したグリーン&ブラックオリーブの実のみ収穫し、1日陰干し選別。カゴに入れ重石を乗せ一晩置き、翌朝種を取り、手でペースト状にし乾燥ハーブ(クミン・フェネルの種・エジプトのアニス・コリアンダーヘンルーダなどを混ぜる)やミントの葉と8リットル分のペーストに対し250gの塩とワインビネガーで合わせ最後にオリーブオイルと合わせ器に入れ酸化を防ぐためにオリーブオイルで覆う。」とあります。

Apicioの記した古代随一の料理本De re conquinariaにも色々登場し14世紀のレシピ本ではオリーブオイルはダイエットにも良いとされ、貴族だけでなく一般庶民にも普及していたんです。(長くなったので別の機会に続きオリーブ(2)に書きます。) 

 

えーーーっ 2000年以上。。。変わらないんだ〜 とビックリでした。

 

古代ローマ人たちが食していたオリーブペーストや色んな古代ローマの料理がどんなものか食べて見たいと思いませんか。

現在色々と試作中ですので、追々色んなレシピ等ご紹介して行こうと思います。

(別途 古代ローマ料理編でご紹介しようと思います。)

 

。。。ところで木になった生のオリーブの実カジったことのある方はいらしゃいますか ??? (コメントお待ちしております。)

昔、冬の収穫期に訪問したプーリア州の農家のおじさんに騙されたことがあります。(爆笑され「かじったこと俺は一回もないけど。。。いるんだなあ。」と)

 

- 2 - に続く (近々アップ予定 :  パン? ワイン?? Etc ??? )

 

参考資料

De re rustica 第12巻 P.1509(14)

De agricultura 119章

A tavola e in cucina con le olive (Luigi Caricato) 

Magna Grecia Wikipedia

Lucio Giunio Moderato Columella