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イタリア食の歴史 エスプレッソ & カフェ 2

前回はエスプレッソ=カフェでイタリアのカフェ習慣についてご紹介させて頂きました。

 

今日はカフェの起源。

ヨーロッパで初のカフェ(コーヒーショップ)はヴェネツィア !

 

お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

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カフェの語源はアラビア語のKahwaからトルコ語のKahvèになってイタリア語のCaffèになった説。とエチオピア南西部コーヒー豆の生産地Kaffaから来たとも言われています。

 

16世紀に中東からビザンチン帝国で流行っていたイスラム教徒の好む黒い液体は、コスタンテイノープル駐在のヴェネツィア共和国ジャンフランコモロジーニ大使によって、長時間徹夜できる奇跡的な液体と本国に報告。

 

当初医薬品として高価で限られた上流社会だけで知られ薬局で販売。ヴェネツィア在留のイスラム教徒の飲料として一般的には批判的に見られていた。

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パドヴァの植物学者でエジプト領事の医者だったプロスペロアルピーニが1591年De Medicina a Egiptiorumに記し、1645年にヴェネツィア初めて小さな焙煎工場兼安価で飲める小さな店(ボッテーガデルカフェ)が登場。トスカーナのアレッツオ出身の詩人で医師として有名な「現代寄生虫学の父」と呼ばれたフランチェスコレディは、「まず最初に毒薬を飲む。あんな苦くて罪深さが詰まったカフェを飲むぐらいなら。」と。

 

当時キリスト教下ではこの黒い液体を異端者の飲み物とか悪魔の飲み物と禁じ、修道士から善悪の判断を求められたクレメンス8世法王(父はメデイチ家コシモの1世政争に負け教皇領に逃走。)は1杯が2杯になり習慣的に飲み続け、飲むことを認めるように。

 

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1716年には大々的に宣伝され認知された飲み物となり、1720年12月29日ヴァレンティーノフロリアーノフランンチェスコーニによって世界初のカフェ(コーヒーショップ)“alla Venezia trionfante”(ヴェネツイアの勝利を祝して)と言う店名でオープンも名前が不評で一般的にFloriàn(フロリアン)と呼ばれ、カサノバゴルドーニ・バイロンゲーテダヌンツィオなどが集う場所になり、現在もサン・マルコ広場の一角で賑わってます。

1763年にはヴェネツィア島内に218のカフェがあったと。

 

今日ではエスプレッソをカフェと呼ぶイタリア人、

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業界人で通の飲み方を聞くと、(バールで飲む時)デミカップの半分以下だと香りも良いし、カフェインは抑えられ美味しい。(長く出すとカフェインが多く出て苦味も増すとのこと。)

 

アメリカンコーヒーを嫌うイタリア人は一般的に、ものすごい呼び方をします。

 

「 あ〜 あの汚れた靴下を洗った後の液体。。。」と。

  

フィルターコーヒーもインスタントコーヒーも飲みます。

(時々思い出し苦笑いしつつ。。。)

 

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

 

参考資料

クレメンス8世とコーヒー

Caffè