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みんなのおかげで !!! 。。。食文化を専門に30数年をイタリア在住したEnogastronomoが書いてます。お役に立てれば。

イタリアで違いを感じたこと - 3 - 日本食

海外旅行された際、そろそろ現地食に飽きるのは何日目ぐらいでしょうか?

 

イタリアンは皆様結構続けられそうでしょうか ?

ただあの量を見ると。。。

とおっしゃる方もいらっしゃるかと思います。

 

そこで何料理に ?

 

世界どこに行ってもある「中華」? 

やっぱり「日本食」?

 

イタリアでも日本人経営者の和食屋さんは寿司職人さんがいて、それなりの値段も。。。(大体ですが、日本人居住者500人に対して1店舗あると言われています。) 

お寿司・天ぷらなど一般的な料理はお世話になっていた和食屋さんで食べられましたが、1999年『大阪』ができるまで、あの国民食「ラーメン」を食べられるお店はありませんでした。(食べたければパリ出張を画策しなければ。。。)

 

日本食の代表と言えば世界中どこに行っても、やっぱり『お寿司』ですよね。

ミラノでも回転寿司に目をつけた中国人(早稲田大卒で日本語ペラペラ)が日系ブラジル人の寿司職人を雇って中心街の隠れた場所に1997年に『Zen』をオープンし大当たり、2000年にアルマーニの『Nobu』が。そして元オランダ代表でACミランでも大活躍したクラレンス セードルフがオーナーでファッショナブルな高級(店員さん男女共に全員ファッションモデル)創作系お寿司屋さん『Finger’s』が2004年にオープン(Zenのブラジル人寿司職人が料理長で腕利きの日本人寿司職人も)しセレブ・芸能人・サッカー選手がお忍びで。。。また別の中国人が若者の集まるナビリオ(運河)ゾーンに回転寿司をオープン。

この辺りから、イタリア料理しか食べなかった保守的な世代から、80年代のパニナーロ達(ファストフードが10代で流行ってた世代)が30-40歳代になり、健康的な日本食(=寿司)も受け入れられる流れに。。。

 

街の様相も一変。

街中200m歩けば必ずあった赤いランタンが目印の店が、気づくと小洒落た寿司屋に ?! 

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客単価1500円だったのが3000円から7000円獲れるとなれば。。。(かの国系の人々が指を咥えて見てるわけがないじゃ〜ありませんか。)

 

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日本に来たことのない普通のイタリア人にとって「赤みのマグロ」と「サーモン」がご飯(すし飯ではない)の上乗ってれば「寿司」なんです。

 

いつものことで話は逸れますが、

和食(寿司)がもてはやされ久しくなった2010年ごろ大手スーパーでも週末の買い出しに来る家庭向け食材として土曜日になると寿司用鮮魚とアピールしマグロを特売するようになったんです。嬉しいことに赤みより中トロ・大トロが安かったんです!(脂っこいって・・・イタリア人が言うんですから不思議〜)

 

話を戻して、

度々その寿司メインのお店(?)で、目と舌を疑う料理に出くわします。

 

イタメシに飽きて、メニューに「Yakisoba」と書いてあったら唾液いっぱいになりながらオーダーしワクワクしながら待ちませんか ?

 

店員さんが微笑みながらPrego(=どうぞ)と運んできてくれたお皿が

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だと。。。どうされますか ???

 

そうですズッキーニ・人参入り油まみれの『焼き蕎麦』です。

 

イタリア人が日本で「イタリアン」と書かれたお店に入ってパスタ料理を頼んで、ナポリタンやスープパスタが出て来る時と同じ反応になるんです。

 

創造力よりも『固定概念』が勝つ瞬間です。

 

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。