明日、日頃からお世話になっている身近の女性に感謝の気持ちを伝えてみませんか。
イタリアでは「女性の日」
ミモザの花をプレゼントする日です。
元々は、1904年3月8日ニューヨークで始まった129人の女性労働者たちが婦人参政権を要求してデモを起こし、1910年コペンハーゲンで開催された国際社会主義会議でドイツの社会主義者Clara Zetkinが「女性の政治的自由と平等のために戦う」と宣言し記念日を提唱。1917年にはロシアの帝政崩壊に追い込んだとも言われる。1975年に国連が「国際女性デー」として同盟国に提唱。
イタリアでは1944年に初の女性の政党ができ、1945年の3月8日を記念日として、当初は欧州左党のシンボル「スミレ」を考えていた(アネモネ・カーネンションも候補に)が、戦後の経済的に厳しく高価でみんなが手に入れらないことからTeresa Mattei/Rita Montagnana/Teresa Noceが厳しい冬から解放された3月頭に鮮やかに咲きどこでも手に入るミモザ(数滴のレモン汁と綺麗な水と太陽の光で長持ち)でシンボルとして1946年選んだ。戦中に山に隠れて戦っていたパルチザン出身のteresa Mattei(92歳で2013年に亡くなった)が「山で簡単に見つかった花で、自分たちの意思継承のために贈りあった」と語った。(1960年代1970年代のフェミニズム運動(男女同権運動)へと引き継がれた。)当初は女性同士がミモザ送り合っていた習慣が、いつ頃からか男性から女性に日頃の感謝と愛情表現の一環として贈るように。。。
ちょっとでも縁のある女性には必ず(絶対!)送らなければならないんです。
最初の洗礼は、留学初年度に下宿した大家のおばあちゃんへの失礼でシッカリご指導いただき(季節外れの爆汗)、翌年からはご近所の女性にもプレゼントしNormale(普通)の人間へ復帰できました。
89年から日本商社ミラノ支店勤務の9年間通勤途中でシッカリ人数分の花束を用意し出社。。。。習慣を知らない出張者(顧客も含め)や新赴任者の大惨事はもう一つの恒例行事(元赴任者は流石に失態しません。。。経験は苦いほど長くシッカリ身に染みて役立ちますね)。
社長秘書(60歳代)副社長秘書(50歳代)会計責任者(50歳代)の勤続20年以上の三女史は豊富な経験と共に普段から相当なる切れ者(真の経営陣)。相手に白黒ハッキリ態度に出す(出ちゃう。では全くない)イタリア女性の言動に縮み上がる結果に。
男性諸君この日は『くれぐれも』気をつけましょう。(大和撫子のありがたみを知る日です。)
参考資料:
International woman's day(IWD)