− 1 − (菜花について)の続き
菜花を使ったプーリア州の伝統パスタ料理 “ Orecchiette con cima di rapa ” をご紹介いたします。
Orecchiette(オレッキエッテ)は「耳」(Orecchio : オレッキオ)を小さくした形状を形容したプーリア州の伝統パスタです。
ノルマン人に支配された12世紀〜13世紀のSannicandro di Bariが発祥の地と言われており、デュラム小麦粉+塩+水を合わせ直径1〜2cmのパスタ生地を親指で作業台に擦り付けて作ることから方言でルストラシュナ(Lstrasc'nat)とも呼び、この州だけでもChiancarelleとかRecchjeteddとかFiaffioliとかStacchioddiなどと各地域で独特な言い方をするようです。
。。。ただし、元になったのは南フランス産小麦で作り飢饉期の保存食だったプロバンス地方のCrosets(同類 Corzetti : リグリア州)パスタをノルマン人が持ち込んだとも言われています。
州都のバーリ(Bari)あたりでは野菜と合わせる時には大き目のサイズのパスタを使い、ラグーと合わせる時は小さめのサイズのパスタを使います。
現地で友人宅やレストランで食べて美味しかった一品で、オリジナルレシピに則り何度も作ったレシピです。(簡単!)
もしよかったらお試しください。
これにはさっぱりした柑橘系のフルーティーな白ワインはいかがでしょうか。
例えばこの地方の
は、太陽をいっぱいに浴びたフィアーノ種100%で美味しい白ワインです。値段もお手頃ですし。
他の菜花を使った伝統料理も引き続きアップしていきます。
Alla prossima〜 /"" (また次回〜 /"")
- 3 - へ続く(予定)
参考資料
La civilta della forchetta
Encyclopedia of pasta
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