古代ローマ騎馬戦車。。。
どんな様子をご想像されますか ?
今日もお付き合いのほどよろしくお願い致します。
古代ローマを題材にしたいろんな映画でご覧になるかもしれませんが、
ご年配の方々はベンハーのこんなシーンや若者や自称若者はグラデイエーターのワンシーンを思い出される方も多いのではないでしょうか。
ベンハーの騎馬戦車競技のシーン。。。
ローマ観光で外せない「真実の口」に近いチルコ マッシモで撮影されたと日本では言われているようですが。。。
古代ローマ時代確かに騎馬戦車競技場に使われ、約25万人が観戦できたようです。
現代では、2006年サッカーW杯優勝したイタリアの祝賀祭やローリングストーン・ブルースストウリングスティーンなどの大物の野外コンサート会場として使われてます。
実際の撮影は、1950年代の交通網や現代建築物の写り込みを遮るのが難しく、遠くに旧市街地が見える郊外に砂約40万トン・漆喰約500トン・木材約1100m分・鉄筋約400km分)を使って仮設競技場を建設し撮影したようです。
さて本題。
紀元前207年メタウロ川の戦いで勝利し、Fanum Fortunae(幸運の神殿)としてローマ軍重要な拠点とし始め、アドリア海に面した紀元前49年にはシーザーがコロニア(植民都市)、
紀元9年につくられたアウグスト門(Arco d’Augusto : 街内部に入る通用門)でも非常に有名で中部イタリアにある現代のファーノ(Fano)。
メタウロ川の戦いとは(Battaglia del Metauro) 一般的にメタウルスの戦いと呼ばれ、南部から北上しローマ軍を攻めようするカルタゴ軍の兄ハンニバルに合流しようとアルプス越えし、イタリア半島を像の大軍と共に南進する弟ハスドルバルを執政官ネロ率いるローマ軍がファーノの南側を流れるメタウロ川で殲滅した戦い。
そんな歴史あるファーノで、古代ローマを思い出すお祭りがアウグスト門で7月9日〜15日行われた。イタリア全土からコロニアだった10都市から合計約400人当時のローマ軍の衣装を着た行列が延々と。。。
シエナのお祭り(Palio:パリオ)と同じように、街はそれぞれ4地区(Delfino(イルカ)・Lupo(狼)・Volpe(狐)・Cinghiale(猪))に分かれ、2頭立て騎馬戦車の対抗戦を行うのがメインイヴェント。
ちなみに今年の騎馬戦車競争の優勝地区はChingiale地区。
伝統競技が今も見られるのは嬉しいですよね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
P.s. 欧州保険会社のW杯優勝国の予想、当たってましたね(@@)
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参考資料
Ben-hur(film1959) Wikipedia(Italiano)