Grazie a tutti !!!

みんなのおかげで !!! 。。。食文化専門に30数年間イタリア在住したEnogastronomoが書いてます。お役に立てれば。

「カヌン」 ジャックフルーツ?! 違うんです食べられないアルバニアに残る中世の・・・ 

「カヌン」 ジャックフルーツ?! 違うんです食べられないアルバニアに残る中世の・・・ 

 

ジャックフルーツであって欲しいんですが。。。

 

今日もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

 

   

 

食べたことないんですが、「カヌン」と検索したらタイの「ジャックフルーツ」ばかりが出てきで思わず涎が。。。

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ご存知の方いらっしゃいますか ? 美味しいんでしょうか ??

 

他にもトルコの楽器。。。

 

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それぞれの国には其々の歴史・習慣・不思議・理解できないことなどなど違いがありますよね。(最近特にご近隣諸国の様相もその一つ。)

 

イタリアのアドリア海側南部のプーリア州の対岸にあるアルバニア

イタリアでの犯罪の中でもとにかく気性が荒いことで有名な彼ら。。。

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1400年代(ヴェネツィア共和国と友好関係を保ち)オスマントルコと戦ったアルバニアの指揮官レケ デュカジーニ(Leke Dukagjini)が最重要とした「掟」を未だ実践する人々が多いと話題に。。。

その「掟」がカヌン(Kanun) =「名誉の掟」(イタリア語でCodice d’onore :コーディチェ ドノーレ)

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・・・血を血で洗う名誉ある復讐。

敵にやられても徹底的に相手を襲う当時のゲリラ戦法での「名誉の掟」は、アルバニア王ソグ1世の時代(1920年代-30年代)からイタリア統治下その後1985年までの共産主義国家体制下ではヨーロッパには伝わってこなかったものの、コソボモンテネグロと接する山中に住むには口伝てに残り今でも重要視されていることが最近判明。

 

   

 

国や地方機関が十分に対応していない山中とは言え、なんと最近の「名誉の掟」は、殺人・傷害事件から喧嘩なの些細な諍いでも名誉を傷つけられた側は傷つけた側の3親等内の親族(祖父母・両親・兄弟・子供・孫)へ血の復讐を行なっている。と。

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そしてそれを恐れる人々は自給自足の生活を強いられ自ら頑丈な鍵と扉を出入り口にし軟禁状態の家に閉じこもっている様子が取り上げられています。

警察に救助を求めても知らぬ存ぜぬ「あんたらが悪いんだろう」状態。。。

 

仲裁も可能らしく、町の長老や宗教家が長い時間かけて両者の気持ちをなだめて。。。 警察は不能とのこと。

 

君子でなくても危うきには近寄らず。。。

「かまってちゃん」な寄ってくる隣国は・・・

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。

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