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みんなのおかげで !!! 。。。食文化を専門に30数年をイタリア在住したEnogastronomoが書いてます。お役に立てれば。

イタリア食の歴史 中世  2

昨年の古代ローマ時代の食の歴史の続きで今年は中世。

中世もイタリアで「アルト・バッソ」と2段階で分けている様子を先週ご紹介いたしました。

今日はその続きです。

 

お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

 

   

 

多くはシンプルで美味しい料理が多かった中世。

健康志向も強く素材の組み合わせによってダイエットや漢方療法としての食材の捉え方も見受けられる。但し栄養学が進化した現代と違い、今風に言えば経験値を基に健康法や健康術などの民間療法と考えた方が良いでしょう。

当時の資料を見ると旬の野菜や階級によって消費される種類の違いがあったり産地も限られていた様子がわかります。

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現代ではイタリア料理と言えば「=トマト」も、まだアメリカから持ち込まれていないこの時代はどんな食生活をしていたんでしょうか。そうそう他にもジャガイモやトウモロコシもなかったんです。

ニョッキと言えば「=ジャガイモ」と思われるかもしれませんが、まだなかった時代には、水と小麦粉から作られたので、小麦のニョッキの方が歴史的に古い料理になります。

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また、ポレンタの材料となるトウモロコシの粉がなかったので、アワやキビで作られました。

他にも唐辛子もコーヒー豆も到来していない時代。

ワインもストレートではなく水割りで。

・・・今では考えられない「イタリアン」食ですよね。

 

   

 

当時の味付け香り付けはアラブから入ってきたサフラン・胡椒・シナモン・生姜・丁子を使われてます。

現代ではほとんど化粧品にしか使われないローズウォーターが料理に使われてたのには驚かされます。

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ローズウオーターはその後、メディチ家のカテリーナディメディチ(フランス語読みするとカトリーヌ・ド・メディス)がフランス王アンリ2世に嫁いだ時にフランスへ持ち込んだ一品。そしてイタリアではリキュールにもなって現存しています。また別の機会にご紹介しましょう。

 

古代ローマのアピーチョのレシピ本から「暗黒時代」経て「バッソメディオエーヴォ」(13・14世紀ごろ)まで、手書きメモのように書かれたものは結構ありますが、形態的なレシピ本と呼べるものは、経済的に恵まれたファミリー(貴族以上)が増え、そこに仕える料理人が材料と作り方を部下たちに伝えるために手書きでメモったものが後世でレシピ本として扱われるようになったと理解する方が良さそうです。

 

宣伝上手なフランスのお陰で、なんでも「おフランス」が一番と思われていらっしゃる方々。。。申し訳ありません結構お好きでないイタリアから伝わったもの多いんですよ(^^)

 

今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。

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