6月も6日目ですねえ。
なんと時の過ぎるの早いこと。。。
なかなか文法書では得られない対人情報を。。。
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
昭和人のせいか非常に気になる尊敬語・謙譲語。。。
気になるワリに「ちゃんと」使いこなしてる自信は。。。ない!
もはや死語なのかもしれませんし、世の中の変わり行く「常識」に乗っていないのかもしれません。
ただTVのニュース系番組で「XX先生に話を聞いて来た。」にはどうも違和感が。。。
専門家の方から情報を得て第3者に対し伝える時には「お話を伺って来た」の方がベターじゃないのかな〜。と。。。
皆さんはどう思われますか ?
さてイタリア人たちはというと、とにかく喋ること・自分の意見をいうことが大好きで、新聞は政党色と地方色が強いのも特徴。TVも同じ。
番組は討論やインタビューが多く、家族は見ながら参加するのも大好き。(。。。家族間の話題はサッカー戦術や日々の出来事でも日々熱戦が繰り広げられます。)
知識人や政治家は主張を一方的に繰り広げ、特に対極する相手がちょっとでも煽ってくるとより大きな声で自分の主張を訴える番組が朝と言わず夜と言わず平日も週末も。。。(ウンザリを通り越し、TVさえ必要性を感じない人も)
録画番組もありますが、やっぱり面白いのは生番組で、聞く耳を持たない相手に嫌気がさし帰ってしまう政治家や知識人、時にはあまりのヒートアップに司会者が口を抑えに行くケースなど。。。 とても司会者が名指して意見を求める整然とした日本の番組とは。。。
。。。寄り道迷い道。
で、イタリア語にも敬意を評する主語「あなた」のLei や普通に「きみ」でtu を使います。
イタリア語が多少面倒なのは、通常主語を省き、次に来る動詞の変化によって自分・相手・第3者・それぞれの複数形で「誰」を明確にします。
敬意も持って話す相手とは、主語Leiが残り+動詞は3人称単数(第3者)に。
初対面の時は、通常Leiを使いますが、2コト3コト交わした後に、すぐ「tuで話そう。」と言われるケースが多いです。
一般的にイタリア人にとってLeiは仰々しく対人距離があり過ぎ、何でも気楽に話せるtuで親近感を持って接したい傾向があります。(人によってはめんどくさい動詞変化を使いたくないと言う輩もいましたが。)
商売上、メーカー部長がご年配や目上だとどうしてもLeiで接しますが「水くさい」「冷たい関係だねえ」とか注意されます。
最初の頃になかなか慣れない習慣です。
全知全能の神様には、Lei + 3人称単数の動詞と「女性形」を(。。。男性形を使うとエライことに)。
知識人や政治家同士の討論も最初は相手に対しLeiで始めますが、カチンっと来た直後からtuになり一般人の使う「お前は何もわかっちゃいない! 」を使い始め、血管が浮き前のめりに色んなジェスチャーが。。。ショーとしては一度は見る価値があるかもしれません。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。