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みんなのおかげで !!! 。。。食文化を専門に30数年をイタリア在住したEnogastronomoが書いてます。お役に立てれば。

イタリア語 5 「羊の100年よりライオンの1日で生きた方がいい」

魔法の言葉危険なお名前不思議な乾杯などなどイタリア語についてご紹介してきました。お楽しみいただけてるでしょうか。

 

今日もお付き合いのほど宜しくお願いいたします。

   

日本は開発力がイタズラ力を上回り、余り見かけることのなくなった「壁の落書き」イタリアで未だ後を絶たず。。。

 

ひと昔前はこのようなフレーズだったのが、

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 Muri puliti, popolo spento. (=綺麗な壁、生気のない庶民)

ちょっと「なるほど」と思える内容が主流。。。

 

ミラノで一番新しい3号線の地下鉄車両だって容赦なく、

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色彩豊かにここまで来ると芸術性を感じてしまって「上手じゃん?!」。

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一番腹が立つのが、この手の汚いパターン。

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「どうよ?」と思う題材も、ユーモアいっぱいにローマの一角で描かれ、同業者がニコつくと言うのも、いかにもイタリアらしくないですか?

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さて、今日の本題、

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Meglio vivere un giorno da leone che cent'anni da pecora.

(メッリオ ヴィーヴェレ ウン ジョルノ ダ レオーネ ケ チェンタンニ ダ ペーコラ。= 羊の100年よりライオンの1日を生きた方がいい。

 

「自分の理想のために勇敢に戦う1日の方が、臆病に服従しながら美徳のない一生を送るより絶対良い。」

 

まだ落書きの主流がフレーズだった時代に、駅のホームからトイレなどいたるところでお目にかかり、「一理あるよなあ」とイタリア人らしいこのフレーズが心に残り「ライオン人生目指すぞ!」と本性が出そうになった時に被り物(イタリアなので「褌を締め直す」わけにはいかない。)を整え自身を鼓舞。

 

なんとこのフレーズ。。。

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1928年3月19日の下院でArmando Diaz元帥を讃える演説をムッソリーニがした時の一部で9月24日にも再発言。(ムッソリーニは他にも面白い言葉を残してるんですよ。「Governare gli italiani non è impossibile, è inutile. = イタリア人を統治するのは不可能ではない。無駄である。」よくお分かりで。。。そんな国と組んで勝てると思った国はど〜こだ?)

 

そして実はこのフレーズ。。。

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ムッソリーニが使う10年も前、第1時世界大戦中の1918年6月14日19時空襲を受け、大隊がほぼ全滅したヴェネツイア北トレヴィーゾ近郊Fagarè村で、生き残ったBernardo Vicarioが壊れた家の壁に書いたとされている。

 

そしてそしてここからナポレターノ(ナポリ人)はこんなフレーズを。。。

Ma tra un giorno da leone e cento da pecora…

Non se ne potrebbero fare cinquanta da orsacchiotto  ?

「あのさ〜 ライオンの1日と羊の100日の間。。。

  子グマのぬいぐるみで50日って作れないかなあ ?」

。。。41歳の若さでこの世をさった詩人で俳優・映画監督だったMassimo Trisiの映画Scusate il ritardo(1982年)で。

 

バリバリのナポリ弁ですが。。。


Scusate il ritardo Tonino l'orsacchiotto

 

どの人生を選ばれますか ???

50日の「テデイ・ベア」!!! 女の子にはいつもハグしてもらえますもんね(^^)

  

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。