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みんなのおかげで !!! 。。。食文化を専門に30数年をイタリア在住したEnogastronomoが書いてます。お役に立てれば。

イタリア食の歴史 シチリア島 9

前回は、乾燥パスタはマルコポーロが東洋から運んでくる約300年も前にアラブ人からシチリアに持って来た! でしたが、いかがだったでしょうか。

 

続きを。。。

 

おつきあいのほどよろしくお願いいたします。

 

乾燥パスタが食べ始められたときのソースは一体どんなんだったんでしょうか。(まだトマトはこの地に存在しない時代です。)

 

Pasta con le sarde = イワシのパスタ  です。

 

当時アラブ人コックEufemioが、シラクーサで動けなくなった軍隊に作った栄養食と言われてます。

   

魚の新鮮さの見極めがよく分かる日本人にとって、現代でもシチリアでお目にかかる魚は保管状況からは新鮮さを疑うことも多い中、当時を思うと。。。

資料の中でも「魚の異臭」と書かれており、肉食に慣れている当時の人々にとって度合いはわからないものの相当なものだったことは伺えます。

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イワシの異臭を抑えるのに野生のFinochietti (フィノキエッティ: Finocchio(フィノッキオ)=フェネル=ウイキョウのフワフワっとした菜葉)を使い、民間医療で食中毒の解毒剤に信じられていたPinoli(松の実)が使われた。炭水化物に魚のプロテインにミネラルと非常にバランスの良い組み合わせ。

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シチリアでは、大金持ちも貴族もPlebe(市民と認められない一番貧しい民)もパスタを食べれた。その後カラブリア・プーリア・バジリカータ・カンパーニャのと半島南部の各地域に輸出。

   

この時代までは甘味と言えば、蜂蜜が中心だったのが、Canna(サトウキビ)から作ったCannamiele (サトウキビの蜜=砂糖)のお菓子が出回り繁栄期に。砂糖に羊のリコッタを混ぜた現代のカッサータ(cassata)の原型も生まれた。混ぜるための鍋をQuas’atと呼んでいたのを、鍋と中身を間違えて呼んだ。という説と、羊のチーズから作ったお菓子をラテン語でCaseatusと呼んだことから来た説。の2説が一般的に信じられているようです。

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他にも彼らのおかげで、シナモン・バニラ・フレッシュフルーツに砂糖を加えた飲み物や牛乳や水をベースにかき氷を混ぜた「Sharbat」が持ち込まれことも知れており、現代のシャーベットやジェラートの父と言えるでしょう。

 

いろんなことを調べると。。。

 

現代知られているイタリアンは、周りのおかげがなければ無いものだったのかもかもしれませんね。

 

今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。